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【お料理】初めての玄米とコイン精米所

EPISODE #127

【お料理】初めての玄米とコイン精米所

2017.12.19

お料理

新米を玄米で食べるか白米で食べるか。そんなこと今まで考えたことがありませんでした。健康食に全く興味がない私は、今まで玄米を食べたことが無かったのです。

今回は、初体験のコイン精米所と玄米ご飯のお話。

美味しい新米をどんどん食べると

これは少し前のお米についてのお話です。秋の新米の季節たくさんのお米を買わせてもらいました。江別市の宮川農園さんのゆめぴりか蘭越町の黒川農場のななつぼし旭川市のぬまんちさんのななつぼし。家にお米がたっぷりあると、なんとも言えない安心感があります。

あまり知られていませんが、北海道は日本を代表する米の大産地です。収穫量の1位は65万トンぐらいでずっと新潟県ですが、北海道は1~2万トン差の2位でトップに肉薄しています。札幌に住んでいる限り、100マイル内のお米で困ることはありません。

買った順に、宮川さんの香り豊かなゆめぴりかを食べ尽くし、黒川農場のもちもちで甘いななつぼしを食べ尽くし、ついに家には白米が無くなってしまいました。残すは、ぬまんちさんのななつぼしの玄米だけです。

ぬまんちさんの稲刈り

ぬまんちさんの稲刈り

「白米無くなったから、精米してきてー。」と妻が言うのですが、どこでどうしたら良いのかさっぱりわかりませんでした。

精米が面倒で玄米で食べてみる

車を運転しているとたまに、コイン精米所というのを見かけることがあります。たぶん、あそこに玄米を持って行って、コインを入れると精米できるのでしょう。今まで、玄米なんて買ったことがなかったので、もちろん経験がありません。

外は寒いし、正直行きたくありませんでした。精米しなくても玄米のまま食べればいいじゃないか。精米に行きたくないとは言わずに、妻に玄米ご飯をリクエストしました。炊けるまでの時間がちょっと長いのと、塩を一つまみ入れるぐらいで、難しいわけではなさそうです。

炊きあがった玄米から、ゴマのように香ばしい湯気が立ち上ります。噛みしめると、普通の白米のご飯と同じような軟らかい部分だけでなく、コリコリとした歯ごたえがある部分もあります。コリコリの正体は、ビタミンやミネラルが豊富な胚芽でした。玄米ご飯は、健康に良いかどうかを置いておいて、純粋に美味しい食べ物です。

コイン精米所に緊張する

この日は家族全員で玄米ご飯を食べました。大人は、これから毎日玄米でも良いかなと思うほどに気に入りました。でも、しばらく玄米が続くと、子供たちが白いご飯を食べたいと言い始めました。はあ、やっぱり精米に行かないとだめか。もう観念しました。

初めてのコイン精米所

初めてのコイン精米所

我が家から一番近いコイン精米所に行くとこになりました。初めて見る機械には玄米を入れる入口と、コインの投入口があります。機械の使い方は書かれておらず、貴重な米を入れるのは緊張します。恐る恐るセットすると、ぐわんぐわんと大きな音をさせて、隣の取り出し口から、あっという間に白米が出てきました。

説明が少ない精米機

説明が少ない精米機

思っていたよりも精米は簡単でした。白米を持ち帰った父親は英雄扱いです。こんなチャンスはなかなか無いので、この日は、玄米と白米の両方を炊いて食べ比べをしてみることにしました。

精米したてのきれいな白米

精米したてのきれいな白米

 

玄米と白米の食べ比べ
白米と玄米の食べ比べ

白米と玄米の食べ比べ

ぬまんちさんの田んぼで、稲刈りを見学できたななつぼし。薄茶色の玄米ご飯と、白く輝く白米ご飯になって並んでいます。玄米ご飯はやっぱり、香ばしくて歯応えが楽しくて好きです。白米ご飯はというと...食べ慣れた米の甘みや粘り気が楽しめて、こっちも美味しい。

どちらが好きかと言われても、元は同じお米。そこは甲乙つけられません。でも、特徴が違う2つの食べ方は、合わせるおかずで使い分けても良いかもしれません。うま味が強い、味が濃い料理には断然玄米です。お刺身のような優しい味の料理には白米でしょう。

1つ言えることは、玄米の「健康に良いから美味しくないけど我慢して食べる」という、私が持っていたイメージは、完全に間違いだったということです。そして、農家さんから玄米で買うという、新しい買い方に挑戦したからこそ、玄米ご飯の味を知ることができました。

ただのカロリーを摂るためのご飯ではなくて、1つの食べ物として楽しむご飯。今日も我が家では、山盛りご飯を食べています。

 

材料とレシピ

土鍋で玄米ご飯

  • 玄米 3合 旭川 73mile
  • 塩 小さじ2/3 岩内 40mile
  • 水 750ml 札幌 1mile
  1. 玄米を軽く洗った後、水に6時間以上つけておく
  2. 一度、水をきって、土鍋に玄米、分量の水と塩を入れる
  3. 沸騰するまで中強火にかけ、沸騰したら弱火にして25分炊く
  4. 時間がたったら火から下ろして、15分間蒸らす

※玄米は、周りに糠の層があって硬いため、水に浸ける時間と炊く時間は、白米よりも長くなります。塩を入れるのも、糠の層を軟らかくするためのようです

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