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【妻の回】旦那に隠れて食べる納豆

EPISODE #181

【妻の回】旦那に隠れて食べる納豆

2018.4.14

妻の回

私の大好物だけど、旦那が嫌いな食べ物。それは納豆です。大豆だけから作られるシンプルな食べ物だけに、100マイル内でもたくさん見つかります。旦那に遠慮して?それとも醤油が無かったから?今までは納豆をほとんど食べていませんでした。

今週の妻の回は、やっと食べられた美味しい納豆のお話です。

 

地元の100マイル醤油が無い

100マイル地元食の挑戦を始めて約10ヶ月、我が家はお醤油のない食生活を送ってきました。地元の原料だけで作られたお醤油が無い理由、それは勿論あの調味料、塩です。北海道の地元の塩が少なくて高価なので、地元の塩の醤油が無いのです。お醤油が使えなくなって初めて、その大切さに気付かされました。

最初の頃は作ろうとする料理のレシピにことごとくお醤油が入っていたので、毎日の献立を考えるのに随分と苦労しました。それでも人間は慣れるもので、いつからかお醤油がなくてもなんの問題のない生活が送れるようになっていました。

それでもやっぱりお刺身を食べる時や、子供達におうどんが食べたいと言われた時なんかは、お醤油があればなぁ、と思っていました。そして、なにより納豆には醤油が欠かせません。

 

実家の朝ごはんの記憶

しかし、いざ旦那がお醤油のような調味料の「垂れ味噌」を作ってくれると、今度は何に使おうか迷ってしまいました。使えないと思っていた物が突然使えるようになると、人間戸惑うものなんですね。少しずつ使っていくうちに段々と醤油がある生活を思い出してきて、食べたかった物があったことを思い出しました。それは納豆です。

私の実家の朝ごはんは平日はパン、土日はご飯、という事がほとんどでした。そして土日の朝の、ご飯の友に納豆がいつも出てきました。いつからそうなったのか覚えていませんが、納豆を準備するのは父の役目でした。納豆をひたすら混ぜたところに溶き卵を入れ、またいっぱい混ぜます。

そこにお醤油とカラシを入れて、少し混ぜたらネギを散らして完成です。母が台所で朝ごはんの準備をしている間、父はテレビの前でひたすら納豆を混ぜる。我が家の土日の光景でした。

 

旦那の目を盗んで納豆を買う

発酵食品が苦手な旦那は、納豆が大の苦手です。冷蔵庫に入っているだけでも嫌なようです。結婚してからは旦那がいない時にこっそり食べ、空の容器は袋を二重にしてゴミ箱に入れるのが決まりでした。

100マイル地元食生活を始めてからも、一度納豆を買って食べたことがあったのですが、塩だとやはり味がなんともしっくり来なくて、それからは手が伸びませんでした。お醤油が手に入った今、納豆に再びチャレンジする事にしました。

買い出しに行った時、旦那が買えるお肉を探している隙に、こっそり買い物かごに納豆を忍び込ませました。さすがに冷蔵庫に入っていれば旦那に気付かれてしまいますが、そこは買ったもん勝ちです。そして旦那がいない日のお昼、ようやく納豆を食べる事が出来ました。

100マイル納豆

100マイル内の大豆で作られた納豆

 

次男(0)と私の常備食

なるべく父が作る納豆に近付ける為にひたすら混ぜて作ります。お醤油を入れる前に、離乳食が始まった次男(0)の分を取り分けておきます。長男(6)と長女(3)は納豆を食べてくれませんが果たして次男は?

今のところどんな離乳食でも食べてくれる次男。納豆ご飯も食べてくれると期待して、荒くすりつぶした納豆をお粥に混ぜました。ご飯の時間が近付いてる事に気が付いた次男は、早くも私の足元でご飯をくれ、と催促し始めました。自分の分の納豆も仕上げていざ実食。

納豆と玉子

納豆と玉子と醤油が私の定番

大粒の納豆は大豆の香りがしっかりと残っていて、子供の頃から食べ慣れた小粒納豆より、より大豆の味を感じる事が出来ました。新しいけど懐かしい、そんな不思議な感覚を覚えました。次男はというと、納豆ご飯が気に入ってくれたようで早く早くと次の一口を催促してきます。

納豆離乳食

初めての納豆離乳食が気に入った次男

4月からは長男が小学校、長女が幼稚園に入りました。これからは旦那と次男の3人で食べるお昼がほとんどです。手を抜けるところは抜かないと疲れてしまいます。旦那のいない日には納豆ご飯が私と次男のお決まりランチになりそうです。

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