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EPISODE #247
簡単おいしい!手作りフォカッチャ
北海道-道央エリア
10月
ご家庭で小麦粉から生地をこねてパンを焼くのって、すごく難しい気がしてしまいますよね。そんな初めての方におすすめなのがフォカッチャです。材料もシンプルだし、こねた生地のままオーブンで焼くだけなのに、本格的なパンが出来上がります。オーブンからこんがりキタキツネ色の大きなフォカッチャが飛び出せば、いつもの食卓が幸せな小麦とイーストの香りに包まれます。
※米油は、オリーブオイルで代用できます。
① ボウルに小麦粉(強力粉)、砂糖、塩を入れます。
ボウルの中で、砂糖と塩は混ぜずに離して入れておきます。
② 計量カップの中で、ぬるま湯とドライイーストを混ぜます。
完全に溶けきらなくても大丈夫です。お湯が熱すぎるとイーストが死んでしまうので、ぬるめのお風呂ぐらいの温度にします。
③ ①に②を流し入れてゴムべらで混ぜます。
この時、①で離しておいた砂糖のところに②を注ぎます。気にせずに一度に入れてしまって大丈夫です。水分を増やすと生地をこねる時間は増えますが、ふわふわの生地になります。お好みの量を見つけてみてください。我が家では160~175mlの間で作っています。
④ 生地がまとまってきたら米油を入れて、ボウルの中でなじむまでこねます。
米油も、一度に入れてしまって大丈夫です。
⑤ テーブルの上で滑らかになるまでこねます。
手前から奥に圧し伸ばし、半分に畳んで90度回転させたら、また伸ばしての繰り返しです。生地を丸め込むように伸ばしたときに破けなくなったら、こね終わりのサインです。
⑥ ⑤をボウルに入れラップをふんわりかけ、30~40℃弱で40~50分発酵させます。
これを1度目の発酵なので「1次発酵」と呼びます。オーブンの発酵機能を使うと温度が維持されて便利です。温かい日なら、室温や窓際に置くだけで大丈夫です。
⑦ 生地に指を押し付け、抜いても穴が残ったら1次発酵完了です。
これをフィンガーテストと言います。
⑧ 生地をつぶしてガスを抜き、また丸めて10分ほど置き、生地を休ませます。
⑨ オーブンの角皿にクッキングシートを敷いて生地をのせ、20センチ×20センチの正方形に伸ばします。
大きさも形もだいたいで大丈夫です。丸でも三角でもお好みで。
⑩ 再び、30~40℃で40~50分発酵させます。
これを2次発酵と呼びます。
⑪ オーブンを190℃に予熱し、生地の表面に刷毛で米油を塗ります。
⑫ 190℃のオーブンで30分焼きます。
焼き色にムラが出来ないように、我が家のオーブンでは半分の時間で手前と奥を入れ替えています。
⑬ 焼きあがったら熱いうちに全体にもう一度米油を塗り、塩を振って完成です。
我が家では地元に米油しかないので使っています。オリーブオイルを使うのが普通のレシピです。米油はサラッとしているので分量を大さじ1杯弱にしていますが、オリーブオイルはトロッとしていてもう少し量を増やしてもいいと思います。
厚めに切り分けて食べます。塩気のあるパンで、ハンバーグやアヒージョなどの洋食メニューによく合います。食べ切れなかった時は、アルミホイルで包んで冷凍しています。食べるときは凍ったまま、魚焼きグリルやトースターで温めると焼き立てのように香ばしくなり、また美味しく食べられます。