100マイル地元食チャレンジを始めて1週間。この週は、我が家に残った食べ物を消費する移行期間でした。食べるのがこれで最後になるかもしれない食べ物との、しばしの別れを惜しみながら、大切に食べていきます。

1週間が経ち、我が家にはこんな変化がありました。

  • 濃い味のお菓子が食べたくない
  • 家族で食べ物の会話が増える
  • 食材が減りメニューに迷わない
カップ焼きそばとシュウマイとの別れ

このチャレンジを始める前の私の食べ物の好みは、決して健康的ではありませんでした。外食では、ハンバーガ―、牛丼といったファストフードが大好き。ラーメン、カレーや揚げ物が無いと生きていけないと思っていました。

家ではカップ麺を愛してました。家族に冷たい目で見られながら、週末の朝食はペヤングカップ焼きそばを食べるのが喜びでした。北海道に転勤してからは、マルちゃん焼きそば弁当に変えようか迷いつつも忘れられず、実家から送ってもらっていました。

最終日の夕食は、最後のペヤングと、私が育った横浜名物の崎陽軒の真空パックシュウマイです。これが最後だと考えると、これまで以上に美味しく感じます。30年以上私を育ててくれた味に、しばしの別れです。今までありがとう。

調味料が減って味覚が変わる

我が家には、塩、こしょう、砂糖、醤油、味噌、ソース、ケチャップ、豆板醤にオイスターソース、スパイスなど、長年こだわって集めた調味料がありました。和食、洋食、中華にイタリアン、なんでも作れる自慢の調味料たちでした。

1週間で順調に調味料が減っていきます。そうなると、作る料理の味付けがシンプルになっていきました。すでに残り少なくなっていた調味料を大事に使うため、自然と薄味になるからです。

そして、ある変化に気が付きました。仕事をしながら、残ったチョコレートやグミ、クッキー、山盛りのお菓子に手を伸ばし、口に運んだ時、これまでよりも味を強く感じ過ぎて、それ以上食べたくなくなったんです。

強い香料の香りと、甘味料の甘みが鼻や舌に突き刺さり、美味しいとは感じられません。あんなに間食が好きで、どんなに太ってもやめられなかったのに、自然とお菓子をやめたくなるなんて考えてもみませんでした。

台所とダイニングテーブルが家族の中心に

調理が簡単な加工食品が徐々に減り、肉、魚、野菜から時間をかけて料理をすることが増えていきます。自然とキッチンに立っている時間が増え、赤ん坊を抱いた妻、助っ人に来てくれているお義母さん、子供たちが、何を作っているのか覗きにやってきます。

今日のご飯なに?

あのお鍋ってどこにしまった?

コショウ無いけど代わりに何かない?

子供たちがランチョンマットと箸を並べ、できたばかりの料理が並ぶと、家族全員での賑やかな食事が始まります。

今日の魚はなんて名前?

餃子は作れないの?

コショウの代わりにパセリ入れたけどどうかな?

家族の会話が増えるという予期しない効果です。時間をかけて料理をした苦労が報われる瞬間です。

また、日に日に冷蔵庫から食材が減っていくことで、作るメニューに迷わなくなるという効果もあります。正確に言うと、迷わなくなるというより、迷えなくなるんです。限られた食材と限られた調味料では、作れるメニューも限られます。

まずはこの肉と野菜を焼いてみて、手元にある調味料で味付けをしたら、こんな料理になった。そんな新鮮な作業の繰り返しです。美味しいか、今日はそうでもないか、家族のジャッジを待つ、そんな緊張感がまた楽しい。

最初の1週間は、期待以上の気づきと喜びに溢れていました。ですが、これからは100マイル(160.9㎞)範囲内の食べ物だけの生活がいよいよ始まります。我が家にとって、幸せな宝物のような1年になるのか、そうでもないのか、ドキドキの1年が始まりました。