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【保存食】家庭菜園トマトで作るサン・ドライド・トマト

EPISODE #55

【保存食】家庭菜園トマトで作るサン・ドライド・トマト

2017.8.30

保存食

家庭菜園でトマトを育てたい。しかも、調理用の酸っぱいけれど旨味たっぷりのトマトを。なかなか買えない野菜を作ること、それが家庭菜園を始めたきっかけでした。

そして、トマトを作ったら、使い勝手が良くて、保存ができて、美味しいあの保存食を作りたいと思っていました。

今回は、誰でも簡単に作れる保存食、サン・ドライド・トマトの作り方です。

パスタに一味足してくれるサン・ドライド・トマト

100マイル地元食ルールに従って、地元で生産された食材だけを食べていると、料理がとってもシンプルな味になります。生の食材から料理して食べるので、素材の味が全てです。ですが、やっぱりもう一味深みが欲しい時があります。

そんな時、いつでも旨味が足せる、保存食は魅力的です。家庭菜園で育った調理用トマトを使って、ずっと欲しかったサン・ドライド・トマト(Sun Dried Tomato)を作ることにしました。

パスタを作る時、最初にニンニクをじっくり油で炒めます。その時、刻んだサン・ドライド・トマトも入れると、素晴らしい香りと旨味が足されます。しかも、カリカリに乾いたサン・ドライド・トマトをオイル漬けにしておけば、ずっと長持ちします。フレッシュなトマトが手に入らない冬でも使える、頼もしい保存食です

切る・干す・漬ける 簡単レシピ

名前のややこしさと違って、作り方はとても簡単です。切る・干す・漬けるの3ステップだけ。あまり大きなトマトだと、乾燥するまでに時間がかかり、途中でカビてしまうこともあるので、小玉のトマトを使います。ヘタを取って良く洗ったトマトを縦に半分か3分の1に切ります。厚さはだいたい1cmぐらいです。

切ったトマトを、ザルや干物を作るためのネットに並べます。そして、切り口に軽くパラパラと塩を振ります。これで水分が浮き上がってきて、より早く乾燥します。天気が良ければ日当りが良い場所、夜や雨の日は部屋の中で干します。風通しが悪いと、またまたカビが生えてしまうのでご注意ください。

我が家では外に干せる場所がなかったので、窓際に干して、扇風機の弱風を当て続けました。それでも、カリカリに乾くまで3日間はかかります。1回目に挑戦した時は、気を付けていてもパラパラとカビが生えてしまいました。2回目以降は、最初に、ザルに食品に使えるアルコール消毒スプレーをかけることで、カビは防ぐことができました。

カリカリになったら、密封できる瓶の保存容器に入れて、完全に沈むまで油を注ぎます。雰囲気では、オリーブオイルを入れたいところですが、100マイル内の深川で作られた米油にします。美味しくなあれ、と蓋をしたらできあがりです。

次々採れるトマトで瓶が足りない

トマトの作り方は、本でも読みましたし、習いにも行きました。ですが、どれだけ採れるのかは誰も教えてくれませんでした。思い切って30株も植えた調理用トマト。畑に行く度に、ビニール袋がいくつかいっぱいになるほど採れます。乾燥させやすい小さなトマトだけサン・ドライド・トマトにしても、ものすごい量です。

今では、500ml入る保存びんが3ついっぱいになっています。でも畑にはまだトマトがあります。最後には何瓶できのるやら...初めて苗を植えた時の緊張感、夏の太陽の恵み、収穫の喜び、そんなことを感じながらの自家製サン・ドライド・トマト作りは、大成功の予感がしています。

材料とレシピ
  • トマト(調理用)家庭菜園  9mile
  • 塩   適量  伊達   40mile
  • 米油  適量  深川   35mile
  1. トマトのヘタをとり、よく洗っておく
  2. 厚さ1cm以下になるよう縦にスライスする
  3. ザルや干物用ネットに広げ塩をうっすら軽く振る
  4. 3日間、日当たりと風通しが良い場所で干す
  5. カリカリに乾いたら保存瓶に入れ米油をなみなみ入れて完成

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