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【8月ダイジェスト】挑戦を楽しむために始めた3つのこと

EPISODE #57

【8月ダイジェスト】挑戦を楽しむために始めた3つのこと

2017.9.1

月次ダイジェスト

100マイル地元食を始めて3か月が経ちました。始めはどうなることかと心配していたこの特別な挑戦も、すこしずつ楽しみ方がわかってきました。

どんな世界でも、より深く楽しむためには、勇気を出して踏み込まないといけないものです。8月は、新しく始めたことが3つありました。

今回は、8月ダイジェストです。

100マイル地元食を楽しむために始めた3つのこと

7月に気が付いたことがありました。100マイル地元食の楽しさは、生産者に会って買う、自分で料理をする、家族や友人と食べる、の3ステップで3倍美味しく楽しく感じるということ。8月はこの気付きを試してみることになりました。

具体的に試した3つのことはこんな感じ。

  1. 友人を我が家に招いてホームパーティー
  2. 100マイル地元食ルールでの十勝旅行
  3. 生産者さんと一緒に開いた直売マルシェ
ワインと手料理と3人の食通

まずは、蝦名さん、谷口さん、井上さんの食を愛する3人の友人を我が家に招いたホームパーティーです。気持ちの良い午後、藤野ワイナリーに集まり、素敵な雰囲気の中、ホームパーティーで飲むワインを購入しました。我が家からほんの30分車を走らせたところに、木々に囲まれた静かな別世界があるとは思ってもみませんでした。

我が家では、数日前から妻と相談して温めてきたメニューを振舞いました。前日に苫小牧港で買ってきた、ツブ貝と北寄貝は、米油アヒージョと、トマトバジルソースの和え物に。そして、手作りソーセージという名のゆで豚にも挑戦しました。

メインは、ブランド牛白老牛の安いところを使った手打ち生パスタのラグーソース。最後には、妻の自信作のフローズンヨーグルトとアイスクリームでしめました。買ってきたワインも美味しくてお料理ともぴったりと合っていました。会話も弾み、あっという間に時間が過ぎた楽しい夜でした。

食材王国に飛び込んだ十勝旅行

初めての100マイル地元食ルールでの十勝旅行は波乱の幕開けでした。初めて訪れた土地で、必要な食材を探し出すのは本当に大変なことです。中札内農村休暇村フェーリエンドルフでの初日の夕食は、カチカチに硬い豚の塩焼きとご飯だけ。完全に打ちのめされました。

翌日は一転して、とんとん拍子で食材が集まりました。池田町ワイン城の観光案内人さんに教えてもらった阿部農場の黒豚と通販会社の裏口で買った池田牛最高のバーベキューでやっと子供たちも喜んでくれました。

3日目は、フェーリエンドルフの中で野菜と鶏の卵を採って、ちょっとだけ子供たちにも世界の秘密を学んでもらいました。

そして、濃厚な出会いが重なった4日目。ホームパーティーに来てくれた谷口さんに紹介してもらったのは、十勝ヒルズの吉村さんでした。蝶やトンボが舞い、季節の花が咲き乱れるガーデンの先で、吉村さんは豚の餌やりや、ミニトマトとブルーベリーの収穫も体験させてくれました。

それだけじゃなく、ご友人の斎藤さんもご紹介してくれました。斎藤さんは、帯広市で有機栽培で野菜を作っている農家さんでした。説明もなく訪れた私たち家族に、農作業の手を止めてお話してくれました。出荷できなかったスイートコーン、ご自分で食べるためにとっておいたじゃがいもも分けてくれました。帰ってから食べたスイートコーンとじゃがいもの美味しいこと、美味しいこと。

農家 ✖ 消費者 の直売マルシェ

緊張のチャレンジもありました。以前から大豆や長いもを買わせてもらっていた留寿都村のよしかわファームさんと、札幌駅近くの地下広場で直売マルシェを一緒に開きました。ここには、同じく留寿都村のトマト農家の石崎農園さんも参加してくれました。

我が家の100マイル地元食では、できるだけ生産者さんから直接食材を買うことを目指しています。その方が、生産者さんのこだわりや愛着が伝わって、同じ食べ物でもより美味しく感じるからです。この直売マルシェでは、普通のお客さんも同じように感じてくれるか、試してみたいと思っていました。

吉川さんのじゃがいも、スイートコーン、石崎さんの塩トマトとミニトマト、それにルスツの朝採れ野菜たち。開始直後からどんどん売れていき、見事、持って来てくれた野菜を全て売り切ることができました。そして、お客さんたちが農家さんとの会話を楽しんでくれている。やっぱり、私たちの考えは間違っていないと思いました

想像していなかったのが、吉川さんご夫妻、石崎さんご夫妻も、消費者とのやりとりを楽しんでくれたことでした。感動は自分と違う世界の人との接点で生まれ、双方向に伝わるもの。私が気付いた大きなヒントがここにありました。

短い夏が終わり 実りの秋へ

夏の北海道、どこに行っても、食べたい物が手に入る、最高の季節でした。でも、お盆を過ぎて、少しずつ気温が下がってきました。もう秋はそこまで来ています。それでも季節は、まだ実りの秋。食べ物探しは楽しくなるはずです。

その先に待つ、長く厳しい冬。冬になっても野菜や果物は手に入るのでしょうか。今から冬に備えて、保存食を作っていかなければいけません。アリとキリギリスのどちらになるか、性格としてはたぶんキリギリスです。楽しんでから考えようか。9月がもう始まってしまいました。

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