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【食材調達】和寒町のペポ畑

EPISODE #66

【食材調達】和寒町のペポ畑

2017.9.15

食材調達

今のところ見つけている、唯一の100マイル内のナッツ、それがペポナッツです。我が家の定番おやつ、父親手作りのラング・ド・シャにものっています。

ペポナッツのメーカー、和寒シーズの社長の平崎さん、営業部長の佐藤さんは、以前、1回だけ飲みに行っただけですが、旧知の友のように感じていました。

今回は、やっと買い物に行けた和寒町のペポナッツのお話。

ペポカボチャの種からとれるペポナッツ

アーモンド、ピーナッツ、マカデミアナッツにヘーゼルナッツ。お菓子にも、酒のつまみにも、料理にも使える頼もしいナッツたち。無くなって初めて大切さに気付く食品の1つです。そんな我が家が唯一手に入れているのが、ペポナッツです。

ペポナッツは、札幌の我が家から北東に141km、87マイル行ったところにある和寒(わっさむ)町で、ペポカボチャの種から作られているナッツです。ペポカボチャは北米南部の乾燥地帯が原産で、日本人が食べている緑色のカボチャとは違います。

和寒町は日本最大のカボチャ産地。そんな町で、小さく動き始めたペポナッツ作り。ずっと応援したいと思っていました。

和寒シーズの工場見学

和寒町までは、札幌から車で2時間半。ずっと高速道路なのでストレス無く行けます。ナビに入れた住所に近づくと、牧場があって乳牛がいっぱいいます。漂う素敵な香り。この先にペポナッツの工場がほんとにあるの?不安になっていると小さな看板が出ていました。「和寒シーズ→」。

大きな倉庫の前に車を停めると、営業部長の佐藤さんが出てきてくれました。久々の再会を喜びいあいます。事務所に入ると、初めてお会いした平崎社長の奥様で、事務長のまどかさんもいらっしゃいました。一緒に来た妻、娘(3)、次男(0)を紹介しました。社長はご不在でした。

この時期はまだペポカボチャの収穫前で、加工場はまだ動いていませんが、佐藤さんが中を案内してくれました。清潔な加工場の中を歩き、ここにカボチャが届いて、皮剥き、カット、種取り、洗浄、乾燥、ロースト、包装して完成!と1つずつ手順を教えてくれました。

佐藤さんの熱のこもった説明で、全てが地元の皆さんの手作業に支えられていることがよくわかりました。これは1粒1粒大切に使わないといけません。

どこまでも続く和寒のカボチャ畑

今まで我が家で食べてきたペポナッツが、ここで作られているのか。感動する私と妻。そんな私たちを、まどかさんと佐藤さんが、外に連れ出しました。今まさに、畑で育っているペポカボチャを見せてくれるという、ありがたいご提案でした。

事務所から車で走った数分間、何度も広大なカボチャ畑を通り過ぎました。やっぱり和寒はカボチャの町です。到着したペポ畑には、ごろごろと巨大なカボチャが育っていました。黄色地に黒のしま模様です。砂漠のように土が乾いているのは、原産地の砂漠の環境に近づけているからです。

1玉持たせてくれました。大きくて重い。直径で40cm、重さなら5kgはあるでしょうか。でも、こんなに大きいのに、作れるペポナッツはたったの100gぐらい。カボチャを育てるのも、ナッツに加工するのも、ほんとに大変な仕事です。

和寒での期待以上の収穫

この日は、ペポナッツを300gぐらい、そして、まだ業務用にしか販売されていない、ペポナッツペーストもたっぷり買えました。これでしばらくは、ペポに困りません。そして、畑見学の途中に寄った、和寒町の農家さんの直売所ななかまどでは、町の名物のカボチャが山ほど手に入りました。

ですが、それだけではありませんでした。まどか事務長のご実家は、冬に雪の下で寝かせて甘みが増した越冬キャベツも作られている農家さんで、冬になったら雪から掘り起こすのを見られると教えてくれました。

こんなに遠くまで頑張って運転してきた甲斐がありました。ナッツにカボチャ、冬のキャベツだけでなく、また新たに農家さんとつながることができました。ペポがつないでくれた和寒町との歯応え豊かな出会いでした。

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